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2008年2月5日(火)
フジサンケイビジネスアイ
米マイクロソフト(MS)が446億ドル(約4兆7500億円)を投じて米ヤフーに買収を提案している問題で、米グーグルのエリック・シュミット最高経営責任者(CEO)は3日、ヤフーのジェリー・ヤンCEOに電話し、MSによる買収提案を阻止するために、どんな手助けも惜しまないと申し出た。米ウォールストリート・ジャーナル(電子版)が伝えた。ヤフーはこの申し入れに対する態度をまだ決めていないとしているが、ヤフーをめぐってMSとグーグルが争う可能性も出てきた。
グーグル自体は、検索とオンライン広告分野で大きなシェアを持っているため、独占禁止規定に抵触する恐れがあり、ヤフー買収に乗り出す可能性は低いとみられる。しかし、ヤフー買収には他のライバル企業も関心を示しており、グーグルは他企業がMSより高い額を提示する手助けや、ヤフーが独立したまま存続できるよう何らかの役割を果たす可能性があるという。こうした支援について、関係者は、企業同士の競争が小さくなる恐れがあり独占禁止当局の調査対象になるかもしれないと指摘している。
グーグル広報は、ヤフーとの接触についてコメントを拒否。ただ、同社は「MSがヤフーを傘下に収めた場合、乱用できるほどの巨大な力を持ち、困った問題を引き起こす可能性がある」とブログで主張。一方のMSは、「ネット検索とオンライン広告におけるナンバー2の企業を設立することで、より競争環境にある市場を作り出せる」と反論している
MSのスティーブ・バルマーCEOは今回の買収について、「ヤフーの株主にも非常にフェアな提案をした」としているが、グーグルのデビッド・ドラモンド上級副社長は、「(MSは)欧米で長年、独禁当局から監視を受けており、再び独占的な企業を作ろうと試みている」と非難した。
MSとヤフーの交渉にグーグルが介入してきた形だが、ヤフーとグーグルの交渉は、MSからの買収提案とは関係なく、今後も続くだろうと予想されているという。
一方、ロイター通信は、ヤフーはMSの提示額が低いと考えており、金額引き上げのためにグーグルとの提携をちらつかせていると伝えた。ヤフーを巡る買収交渉は、プレーヤーが自社の利益を模索する形で水面下で激しさを増している。